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フォーマット解説

フォントフォーマットの流れ

OpenType
OpenTypeフォントは、高度なタイポグラフィ・ソリューションを目的として、CID形式PostScript Type1フォント技術とTrueTypeフォント技術をベースにそれらを統合する新しいフォントフォーマット。従来のOCFやClDとは異なり、1ファイルでフォントが構成され、管理が簡単。さらにCIDの組み版メリットを継承しながら、異なるOS環境においても文字まわりの互換をとることが可能になった。また、これまでは不可欠であったプリンタフォントに依存しない出力が実現された。文字セットによって異なるが搭載文字数は約9,300文字から23,000文字程度。OpenTypeの文字セットは、Std:Adobe-Japan1-3、Pro:Adobe-Japan1-4、Pr5:Adobe-Japan1-5、Pr6:Adobe-Japan1-6がある。従来のJIS90字形とは別にJIS2004字形への対応フォント(N仕様 = ProN、Pr5Nなど)も新たに登場。OpenTypeフォントは、クリエイティブ環境では主流となるフォントフォーマットである。
CID
OCFフォントの後継フォーマットとして、これまで以上の拡張性をもたせることを目的に、2バイト文字のために開発された新しいファイル形式のPostScript Type1フォントが登場。OCFフォントに比べファイル構造がシンプルで、フォントデータそのものが組版機能などの特長を持つ。正式名称は、「Character IDentifier Keyed Font Format」。搭載文字数はOCFフォントに比べ、2,000文字ほど拡張した約9,000文字程度。文字セットはAdobe-Japan1-2に準拠。組版に関するメリットとして、対応アプリケーションによる「文字詰め機能」・「字体切り換え機能」、そしてPDFファイルへの「フォントエンベッドの機能」が付加された。1993年にアドビシステムズ社よりその技術が公開され、ほとんどのフォントメーカー各社が統一規格(sfnt形式)のCIDフォントを開発できるようになった。
※一部メーカーでは、「文字詰め」や「字体切り換え」機能に対応していないものもある。(=Naked CIDと呼ばれる)
OCF
DTPの黎明期に日本のDTPプリプレス市場に初めて登場したPostScript Type1フォント。正式名称は、「Original Composite Font Format」。1バイトの欧文フォント作成のために開発された技術を応用して2バイトの日本語フォントを開発。多くのフォントメーカーよりOCF形式のフォントが次々とリリースされ、Macintosh DTPの標準フォントフォーマットとなる。搭載文字数は約7,000文字程度(JIS第1・第2水準に準拠)。ただしファイル構造がかなり複雑で拡張性に乏しいため、旧字体や異体字などの“外字”が足りないという大きな課題があり、ユーザー自身が作字したり外字フォントを別途購入することなどで対応。
※2000年でほとんどのフォントメーカーがその販売およびサポートを終了。

各フォーマットの比較表

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